院長ブログBLOG

先週の病気

さーて、この時間に書いていると言う事は、またまた、ソファでごろ寝してしまったと言う事なんです。 どうしても、この悪癖が止みませんね。 ちょっとだけ休もう、と思うのですが、ついウトウトしてしまいます。 しかし、この時間に起きたと言う事は、ややましです。 酷いと、午前4時、5時で全くベッドに行かないで朝になりますのでこの時間はましな方ですが、眠ったという満足感が無いのでよろしくありません。 TV をつけっぱなしなので、昔の妙な番組を半分見たりしています。出てくる俳優が若い事!

今年の目標はもうダメですね。反省、反省。下手な沢庵で遊んでいないで、こちらをしっかりしないといけませんね。

さて、先週の病気は、また同じなんですけど、1位のインフルエンザは例年と同じ程度になりました。 感染性胃腸炎も例年の1月と同じ程度です。 溶連菌は、例年の1月より多いようで要注意ですよ。

溶連菌感染症は、潜伏期は、2-5日、喉が痛いのが特徴でしょうか? 熱も出ます。 体に赤い小さな発疹が出る事があります。  ”苺舌” と言って、舌が苺の表面のようになって、ボツボツと凹凸が強くなる事があります。 でも、反対に、舌にボツボツと凹凸ができてても、それだけでは溶連菌に感染しているという決め手にはなりません。喉を見ると強烈に赤く、特徴がありますので、2日位経つと一目で疑わしいと判るようになります。簡単な検査で検出できる事がありますので、診断は比較的容易ですが、綿棒の先にある程度の菌量が付かないと検査が陽性にならないので、100%検出できるのではありません。

ある時、溶連菌感染症ですね、と言ったら、 「それは常在菌です」 と言ったママがいましたが、常在菌の溶連菌は又別で、病気になるのは、 A 群 という種類ですので間違えないで下さいね。 簡単な検査ですぐ検出しているのは、病原性のある A 群 です。

治療は、抗生剤です。とても良く効きますので大丈夫です。 比較的、早く良くなりますね。 先日孫を連れて来たおばあちゃんは、小さい時、溶連菌に罹って、心臓弁膜症になり大変苦労したという話でした。当時は未だ知識が行き渡っていなかったので、判らなかったのでしょう。 女子医大に通って大変だった、というお話でした。私は、以前にも書きましたが、兄から感染し、腎炎になったので、あの時、慢性にならずに治って本当に良かった、運が良くて助かった、と思っているのですが、兄はそんな事、全く覚えていないようです。しかし、私の親も能天気で、私が顔までむくんでいるのに、全く気つかず、担任の先生に言われてやっと病院に行ったんですから、どうかしてますね。しかも、子供の私は一人で行ったような気がします。 小学生だったのに。 たいした治療もしなかったような記憶なので、 私はよほど運が良いのかもしれません。当時は、腎炎でも、治療の決め手は無く、安静、塩分制限位でした。 しかし、私の親は、ここでも能天気で、私に塩鮭なんか食べさせたもんです。 呑気ですねー。 それで悪化もしなかったんだから、私は、よほど運が良かったですね。 私が医師になって暫くの間は、腎炎の子は、2-3か月入院してましたから、改めてゾッとしました。

その頃、私が育ったのは、静岡県の穏やかな村でしたが、近くに病院があって、名古屋大学を出た立派な博士の先生がいました。これは当時としては、きわめて異例な事です。そこは、女子医大の創設者の吉岡弥生という偉い方の実家だそうで、昔は近郷近在から、患者さんが大勢来て、入院もしていました。畳の病室で、昔は、患者さんの家族が来て、七輪でご飯をたいたりしていたそうです。 (病院から食事が出ない為だと思うけど、昔は日本中どこでもそうだったらしいですよ)  今考えると、いくら偉い先生とは言え、先生1人か2人で良く入院まで見ていたと思います。今だったらとても無理ですね。お婆ちゃんから、その偉い先生のおかげで、随分と命が助かった人がいたと聞きました。

例えば、ある時、多分今でいう熱中症でしょうか、暑い日に意識を失った人がいて、その先生に往診を頼んだら、 「よし、助けてやる」 と言って、頭に井戸水をザブザブかけたという話でした。これはきっと体温を冷やす為でしょうね。回りの人はみんな大変驚いたと言っていました。 なにせ昭和初期の事ですから、脱水も熱中症も判らない頃でしたからね。 他に良い手段もなかったんでしょうね。 大したもんです。

こんな昔の話、おもしろくないかしら?私達は自覚していなくても、 医学の進歩の恩恵をものすごく受けているのを判って頂きたいと思います。 例えば、昔は点滴は無かったのです。今は点滴なんて当たり前ですし、殆どの病気が治るようになりました。 有難い事だと思います。 100% の病気が治るのではありませんが、著しい進歩が認められ、それは、毎日、営々と努力している研究者のおかげだと言う事を判って欲しいです。また、患者さんの苦痛を減らす努力もされていますし、その恩恵も大きいです。私が胆嚢を取った時も内視鏡でしたから、 ほんの4日位で退院できました。 お腹を断ち割って取るのとでは大違いで、有難いですね。

 

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