川崎市で今流行している物は
1.感染性胃腸炎 (この名前はもう聞き飽きたでしょう)
2. A群溶連菌感染症
3.インフルエンザ です。
特に溶連菌は例年の同時期より多く、しかも多摩区が特に多くなっています。毎日大勢の溶連菌感染のお子さんが見えますね。
この菌の潜伏期は2-5日です。 小児の細菌性咽頭炎、扁桃炎の原因としては最も重要です。感染経路は飛沫感染で、唾液や鼻汁を介してです。 医学書には5-15歳に多いと書いてあり、あまり小さい子には流行らないようですね。
症状は何と言っても喉が痛い事、かなり強い痛みです。 それから発熱ですが、これでは普通の風邪症状と同じで区別できません。 子供では、腹痛も結構多いですね。 特徴的なのは、喉が一種独特な赤い斑といいますか、メラメラとした状態になる事でしょうか。 こうなると、一目で溶連菌の疑い濃厚となります。
そうしたら、客観的な照明が必要ですので、検査キットと言うものを使って検査すると10分か15分で結果が出ます、しかし、これで100%、把握できるものではありません。 お子さんがイヤがるのであまり強く喉をゴシゴシできませんので、80%位しか陽性にならないんじゃないかと思います。 もっと良い方法は咽頭培養という、しっかり全ての喉にいる菌を培養し検出する方法ですが難点は日数がかかる事ですね。
きょうは疲れたのでこの続きは又にしますね。