院長ブログBLOG

子供の誤嚥、第1位は?

誤嚥というのは、飲んではいけない物を飲んでしまう事なんですが、場合によっては、至急、胃洗浄が必要です。特に子供の誤嚥は要注意です。これは当然ですから、「そんな事言われるまでも無い」 とお考えでしょうが、判っているつもりでもやっぱり起きてしまう事があります。 どうしてか? 子供は育って行くので、昨日まで出来なかった事が出来るようになる、届かなかった所に届くようになるんですね。 ここがポイントですかね。

さて、今まで子供の誤嚥の第1位はタバコでした。 しかし、今回の調査で初めてタバコを抜いて第1位になった物は ”薬” です。 年齢別にみると、蓋や包装を開けられるようになる1-2歳からが多く、意識障害や嘔吐等の症状を認めたケースや、親の特殊な薬を飲んでしまって重症になったケースもありましたので気を付けて下さいね。 甘い味付けの為、間違えて大量に飲んでしまったケースもありました。

薬 の次、第2位は やはり タバコ です。タバコを吸う人が減っているので、タバコの誤嚥も減って来ていますが、やはり気を付けないと危ないですね。 タバコは、そのまま食べてしまうケースは多くはありません。 まあ、間違えて食べてしまう訳ですから、 「どれくらい食べてしまったのですか?」 と聞いても答えられないのが普通です。 目の前で食べたら、誰でも直ぐ止めさせますよね。見ていない所で食べてしまう訳ですから、量は判らなのが普通ですが、1本のタバコの半分を食べたら危険と言われています。でもあんなもモソモソしたタバコを沢山食べてしまうとは考えにくいですね。いくら味覚が発達していない小さなお子さんでも、美味しくは感じない事でしょうし。 そんな訳で、タバコの場合は、直接食べてしまうのより、水に溶けた形が危険です。 ニコチンは水に溶けやすいので、タバコの吸い殻を漬けた水を飲んでしまった場合は危険ですよ。 味わうヒマも無く、ぐっと飲んでしまう事もありますね。ニコチンは、非常にまずいので、味わったら飲めませんから。 特に気を付けたいのは、ジュースの空き缶にタバコの吸い殻を入れておいた場合、子供がジュースを飲もうとして飲んでしまう事です。 空き缶を灰皿にするのは止めて下さいね。もし、タバコを食べてしまったら、飲み物を飲ませると、ニコチンが溶けて危険性が増すので、飲ませないで受診して下さい。

これ以外で多かったのは、プラスティック製品、 おもちゃ 金属製品 等でした。 小さいお子さんのいる家庭では、小さい物が床に散らばっていないように気を付けて下さいね。

昔、私が勤務医だった頃、同僚の女性の先生に、双子の男が生まれました。双子ちゃんは大変ですが、男の子だから余計大変だったと思います。 ある時、双子ちゃんが、おとなしく遊んでいるので安心していたのですが、ちょっと静か過ぎると思って覗いて見たら、二人で防虫剤のナフタリンを食べっこしていた、と言って真っ青になって小児科に駆け込んで来ました。二人並べて胃洗浄をしましたが、「面目次第もありません」 と言ってましたね。

 

  1. 治ってきました

  2. 良くなってきた

  3. やっとお食事できるようになりました

  4. 胃が痛いので参りました

  5. 参りました

  6. アイス屋さん

  7. ここは日本1なんですよ

  8. リンゴ沢山売っていました

  9. 帰りにここに行きました

  10. ここに行きました

過去の院長ブログ
ページの先頭へ戻る