先週の子供の病気は、相変わらず 1.感染性胃腸炎 2.A 群溶連菌 3.手足口病 という順でした。 感染性胃腸炎の威力は変わりませんね。 もしかしたら、1年の大半はこれが 第1位かもしれません。 今週も、大勢のお子さんが見えて、点滴が必要な方も出ました。 吐いたら直ぐ吐き気止めの座薬を使うと早く収まりますけど、何回も吐いて、脱水も進行し、グッタリしてからでは点滴が必要になってしまいます。 脱水の程度を把握するため、検尿をしますので、尿をしてしまわないでね。
点滴は何時間も懸り、その間、お子さんがじっとしていないとできませんし、保護者の方が付いていないといけないし結構大変ですよ。只、脱水している場合は、足りない物 (水分と電解質) を補えば良くなります。 昔は、点滴ができませんでしたので大変でした。 亡くなったお子さんも多いと思いますよ。 もう40年以上前でしょうか、翼状針という小さな針が出来、針の両側に小さな羽のような物が付いていて、そこを持って血管にさして、点滴が出来るようになりました。 その後、サーフロー というプラスチックのテューブのような針が出来、点滴はそれでやるようになりました。 こちらの方が、ソフトな素材なので長持ちしますが、ちょっと切れが良く無い感じです。 私は翼状針の方が好きですね。 何日も継続してやる訳ではありませんので、切れが良く、すっと入る感じが良いと思っています。 何日も継続する場合は、絶対サーフローですけどね。
さて、 A 群溶連菌はまだまだ流行っています。 少し前は、多摩区が圧倒的に多かったのですが、今は高津区、宮前区 ? だったかしら? あちらの方へ主体が移って行きました。 でも、平成11年にこの川崎市の子供の病気の統計を取り始めて以来最高の出現だそうですから気を付けて下さいね。 小学生位の年齢に多いです、子供が一緒に遊んでいる時に感染しやすいです。