院長ブログBLOG

手足口病

今年はどういう訳か手足口病が大流行りです。 いつもの年の10倍だそうです。

なんだか変な名前ですが、手や足や口の中に発疹が出るという見たまんまの病名で、原因はウイルスですが、2-3種類あるので一回かかったからと言って安心はできません。 大半は2歳前の小さなお子さんが感染します。 まれに学童も罹りますが、基本的には軽い物です。 年齢が小さい程体の上の方、つまりお尻にまで発疹がでますが、足の発疹が歩くと圧迫されて少し痛いくらいでたいした事はありません。

口の中は口内炎が喉にできますので、酸っぱいものが沁みて痛いですね。小さい子だとヨダレを流したりします。 トマトを食べると痛くて泣くというお話しを良く聞きます。 薄味で甘いような物、プリンとかゼリー、お素麺で凌ぐのが良いでしょう。

潜伏期は2-3日です。 発熱する方が多くなりました。 以前は殆ど熱は出なかったのですが、ウイルスが悪性化しているのでしょうか発熱するケースが増え、、髄膜炎で無くなるケースも少数ですがでてきました。 基本的には、熱が出ている間は安静にして脱水しないように水分を取ること、口の中が痛くて飲めないようなら何とか飲める物を試して探して下さい。

特効薬はありませんので安静にして、高い熱の時は上手に解熱剤を使って治る所まで持っていくのが基本です。

日本産婦人学会から妊婦に感染してもあまり重大な障害は起こらないという声明がでました。

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