院長ブログBLOG

花粉アレルギー

花粉アレルギーもすっかり有名になり、日本人の春のマスク姿は ”花粉症”です、と宣言しているような物ですね。 原因の中では杉が最も多く、有名ですが、 杉 と ヒノキ はヒノキ科 って知ってましたか? 私は知りませんでした。ヒノキは良い匂いがする、という程度の認識でした。 ヒノキのお風呂って有名ですものね。 見た目は随分違うんでしたかしら? 杉は直ぐ判りますが、ヒノキは思い浮かびません。それから、ヒノキは高級建材だけど杉は違うんじゃなかったかしら? 間違えていたら、杉さんゴメン。 そして、杉花粉の季節が終わってから、ヒノキの花粉が飛ぶので症状のでる季節が少し違うという程度は知っていましたね。 ところが、その後の研究に依って、杉アレルギーと自己診断で思っている人の21% が違っていると判ってきました。(検査しないで自分で決めてる人の21%です) 又、医学的にキチンと診断されている杉アレルギーの人の79% は他の花粉、例えばヒノキかカモガヤ、又はその両方にアレルギーがあるんだそうです。 カモガヤというのはイネ科です。 萱の一種ですね。 ヒノキ科 (杉やヒノキ) の次にイネ科 (カモガヤ) のアレルギーが多いそうですよ。 そして、関東ではハンノキという物のアレルギーも多いそうですが、これは、どんな木か判りません。植物図鑑で調べましたが、どうも実物を見た事が無いので判りませんでした。また、ブタクサやヨモギはキク科です。

さて、イネ科のアレルギーの人は、花粉は数十メートルか、せいぜい100メートルしか飛ばないので花粉の飛ぶ時期は道路わき、公園、河川敷等、生えている場所の100メートル以内に入らないよう気を付ければ良いと本に書いてあります。これは植物学の研究に依って判っていることですから、厳然たる事実だとは思いますが、実際にどの程度道端なんかに生えているものなんでしょうね。 そこの所が判らないので難しいです。以前、患者さんで、カモガヤアレルギーなので、都心から電車で帰って来て、駅に降りると、花粉が飛んでいるのが判る、と言った方もいました。 多摩川の河川敷からは随分離れていますので、公園とか道路脇に生えている物が犯人だとしたら、極くわずかな量の花粉でも症状が起こるという事ですよね。 さすがに、都心には殆どイネ科の植物はないのかしれません。

これに対して、杉は何キロも飛ぶので近ずかないの何のという問題ではありませんね。それに花粉の量も凄いですね。 山全体が黄色の煙みたいになってたりします。さて、どうして今頃こんな季節外れの花粉アレルギーの話を書いているかって、ちゃんと訳があるんですが疲れたので又今度にしますね。お楽しみにー。

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