院長ブログBLOG

印弗魯英轍?

今日のお題は、そもそも読めないですよね。 私もフリガナを見るまでは読めなかったです。なんとこれは、インフリュエンザ と読むんだって。  「輸入感染症」 と言うものをご存じですか? 輸入品みたいに外国から来る病気です。 最近では、エボラ感染症、 なんかが脚光を浴びましたが、もともと日本になかったか、もうなくなっていた病原体が、持ち込まれて起こる病気を指す言葉です。 昔に比べると、人や物の行き来は比べ物にならない位多くなっている訳ですから、病原菌も一緒に入って来る可能性は大きいと思います。

歴史からいうと、天然痘は仏教伝来と共に日本に来たと言われているそうですし、 梅毒は1512年、ペストは1899年に日本で最初の患者さんの記載があると言われています。 江戸時代、 天保6年、 1835年、の医学の本に 「印弗魯英轍」 という記載が初めてあり、”インド、フランス、ロシア、イギリスから撒き散らされた病” という意味だと取れるので、当時、インフルエンザは、これらの国を通じて日本に入ってきた輸入感染症だったという事です。 この文字を読むと驚きですね。 昔、江戸時代はウィルスなんて概念は無かったのに、感染経路も判っているような書き方です。その後、インフルエンザはすっかり定着し、それなりに輸入も輸出もしてるんでしょうけど、目立たないし、世界中で定着してしまいましたね。新型のウィルスが出ればまた、別ですけど、今の所、2009年以来、人で大きな感染を起こすような新しい種類は出ていません。 鳥インフルエンザは未だ、日本では患者さんは出ていませんので、ずっと、このまま防げると良いですね。

ハシカは感染力が強いので、ドンドン感染が広がる様子から、家の前を患者さんが通っただけでも感染すると言われました。 昔は、ワクチンも薬も点滴も無かったし、殆ど治療は無理と言うような状況でしょうから、 江戸時代は、家の入口にお札を張ったそうです。お札では感染はふせげませんね。大正時代の、スペイン風邪というのも、インフルエンザなんですが、当時としては新型インフルエンザだったので、とても大勢の方が亡くなりました。 今ならそんな事は無いと思いますけど、病院は一杯で、対応できないかもしれませんね。大正時代より人口も多いですし、対応がどうなるのかちょっと心配です。

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