さーて、今日行った会は、大変有意義でした。 その会で、最初にあった講演です。 起立性調節障害というややこしい名前は、朝起きられない、 頭が痛い、とか、お腹が痛いと言う事が多い、 乗り物酔いする、 朝はエンジンがかからないけど、夜になると元気が出てちっとも寝ない、その結果、朝寝坊という人です。 時々、長く立っているとひっくり返ったりします。 まあ、朝になっても神経が夜です。 体内時計の目盛りが夜に合っているんですね。 これが、一種の悪循環になって、何時まで経っても堂々巡りです。 朝寝坊だから、夜早くは眠れない、その結果、又朝寝坊、 鶏が先か卵が先か?みたいな物ですね。
そこで、体内時計をぐっと朝に持ってきたいのですが、これがなかなか大変なんです。言うは易く行い難し、です。 それは、現代人の生活が夜型だからですね。子供の生活も夜型になっているので、夜、TV を見たり、お友達とスマホやケイタイでしゃべったり、メールしたりするのが楽しいので、それを禁じるのは難しいです。 お友達の輪に入っていかれない事もあるかも知れませんね。 でも、しっかり考えてみて下さい。それよりも病気を治す事が大事です。不登校のお子さんの3-4割がこの病気だという事ですよ。 自立神経のバランスが悪い人は、自分で気を付けて、朝、起きたら,日光を浴びる事、軽い運動をする事、等が有効ですからやってみて下さいね。 それでもダメな場合は薬を出しますが、やはり自分で生活のパターンを変えないとなかなか良くならないですね。今日のお話しでは、夜出るホルモンの一種を少し飲むと症状が軽くなって、良くなると言う事でした。