院長ブログBLOG

泣いても放置?

アメリカのパパやママもなかなか寝ない赤ちゃんや、夜泣きに困っているようで、学会から、子供が夜泣いても放置? しておいた方が早く寝るし、夜中に目が覚める回数も減る、という研究が報告されましたが、ちょっと疑問もありますね。

アメリカだったら、家が大きいから、子供部屋もしっかりあるし、部屋は赤ちゃんの時から別のように見えます。(映画で見ただけ) 大体、親の部屋の隣にあるように見えますが、、、。そこで、ある程度泣いても放置、というかちょっと様子を見るという事も可能だと思いますが、日本の狭い家では無理では無いでしょうか? この研究は、6か月の赤ちゃん43人で行われましたが、100%日本に当てはめるのは無理と思いました。43人というのも少な目ですね。泣かせておいた方が13分早く寝入って、夜中に起きる回数も減ったというデータでしたが、統計的にちゃんと意味の有る差だったかどうか (そうでないと許されないのですが) 疑問も残りました。 だって、”よしよし、 トントン” して寝かせた方は10分早く寝入ったというんですよ。(何と比べて?) たった3分の差ですよね。 これって医学的に、意味があるのか疑問。 でもアメリカでも日本でも統計的に意味のある差が出ないと、発表できないはずですけどね。

話は違いますが、 TV で健康食品か何かで痩せる食品の CM で20数人のデータをグラフで示していましたが、人数が少なすぎるし、対照という比較する人のデータも無いし、医学的な研究とは違うのですが、公正に見てちょっと難ありかしら? 俄かには信じられないという処ですね。

そもそも医学では、キチンと統計処理してあって、意味のあるデータでないと発表できません。私が学生時代、「統計学」という講義があって 「諸君、今は面白く無いと思うだろうが、これができないと論文の発表が出来ないぞ!」 と言われました。 そんな物か、と思って勉強しましたが、結構必要でしたね。 それから、 EBM と言って、明白な科学的な根拠となる事実が無いとダメですしね。厳しいですよ。  今日の話は面白くなかったら御免ね。

  1. インフル多いです

  2. 身長計

  3. ルールを作る

  4. ネット依存

  5. 認知症

  6. インフル パラパラ 

  7. 230円

  8. スマホ飯

  9. 大丈夫でした

  10. 今日のステキ

過去の院長ブログ
ページの先頭へ戻る