院長ブログBLOG

手足口病

今年は遅くて、なかなか見ませんでしたが、昨日、第1号の方がみえました。その方の保育園で出はじめたそうです。

この手足口病という病気は小さい子に多く、基本的には軽いものです。 厚い医学書でもあまり多くのスペースは割いていません。 しかし、1990年後半から2000年にかけてマレーシアと台湾で重症型が出て問題になりました。 日本でも少し患者さんが出ましたが、重症型は多くはありませんので、過度の心配は要らないと思います。 感染は、咳やクシャミで飛んだ飛沫、空気中に飛んだ小さなウィルス、便、涙の中のウィルス等から起こり、潜伏期は4-6日です。 手と足と口の中に小さな水泡を伴った発疹が出ます。年齢が小さい程、手、足、口の中、と発疹が出揃い、お尻や体にまで出る事もありますが、治りは良いですね。

この原因のウィルスは、エンテロウィルス の仲間ですが、手足口病の犯人として知られている物は、細かく分けると8種類あるので、何回か罹るお子さんもいますね。 さすがに8回という方はいませんが、2回というお子さんは結構いますね。保育園では神経を使いますが、一緒に暮らしているので、感染を完全に阻止するのは難しいです。

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