川崎市の先週の病気は、 1位 ヘルパンギーナ 2位 感染性胃腸炎 3位 溶連菌感染症 でした。 1位が変わりましたね。 ヘルパンギーナ というのは、昔、夏風邪と呼ばれていたのですが、所謂風邪とはちょっと違います。 ウィルス感染が原因なのですが、毎年7月にグッと多くなりますね。 症状は、熱、 喉の痛み 等ですが、喉に口内炎ができますので、痛みは強いですね。 小さいお子さんが主ですので可哀そうですが、数日の辛抱です。
さて、では手足口病 とどう違うかと言いますと、手足口病 の原因はコクサッキー、 エンテロ 等のウィルスですが、症状は手、足、の発疹と喉の口内炎で、あまり重症にはなりません。 ヘルパンギーナの方は、やはり コクサッキーウィルスが原因なのですが、結構高熱が出てやや酷い感じですね。 喉の口内炎も10個以下が多いのですが、手足口病より沢山できます。 どうして同じウィルスの感染でもこのように症状の違いが出るかは医学書にも書いてありませんが、同じウィルスの中でもタイプが違うからではないかと思われます。
とてもややこしいのですが、 エンテロウィルスの分類が、コクサッキー、エコー、エンテロ(ここが又紛糾しやすい理由、、、同じ名前なので困る) と3つに分かれて、各々に又、細かい型があるのです。 今の処、 手足口病は、8種類の型、ヘルパンギーナは7種類の型が知られていますが、いろいろあるので大変ですね。全部に罹るなんて事は無いのですが、2回かかるお子さんは結構いますね。全てウィルスが口から入るので、周りの人も手を清潔にお願いします。