今週は、休日が多く、あまり働かない週でした。お休み呆けにならないようにしないとね。
先週の川崎市の子供の病気は、1.感染性胃腸炎、 2.RSウィルス感染症、 3.A 群溶連菌 の順でした。 感染性胃腸炎、例年よりやや多く、 RS はかなり多いとの事です。 溶連菌は例年並みでしょうか? 学校が始まって、お互いに感染するケースがあるかと思いますが、お互い様ですし、無菌状態という人間もいませんので症状が出たら、早めに受信して、診断が決まったら治療して下さい。 以前、有る方に 「溶連菌感染症です。」 とお話ししたら キッとなって 「常在菌です。」 と言われましたが、常在菌としている物は、ヴィリダンス という、お口の中にいつも居る種類の溶連菌ですし、A 群溶連菌が少しいる場合もあるのですが、その場合は密やかに、少しいるだけで、症状はありません。
喉が痛い、というのが1番目の症状ですし、熱も出れば、これはもう病気という範疇に入りますね。何事もそうですが、例えば、黄色ブドウ状球菌、というややこしい名前の菌もどこにでもいて、私達の皮膚にもそっと生きているんですが、虫刺されとか、ひっかき傷とか、擦り傷とか、皮膚になんらかの突破口ができると、俄然増えて、”飛び火” という病気になりますね。 程度問題という事もあるんです。 又、絶対、無菌状態でなければならない処に菌が侵入すると、それ又、病気ですし、なかなか一筋縄でも行かないんですよ。 まあ、とにかく、お子さんには気を付けてあげて下さい。本人はあまり自覚が無いので、親御さんが気を付けてあげるしかないですね。