24日の土曜日は、とても面白い研究会に行きました。 まず、食物アレルギーのお話しです。卵、牛乳、大豆、小麦、ピーナッツ 等の食べ物アレルギーの検査は、だんだん進歩して来て、何がアレルギー反応を起こす成分なのか細かく判ってきました。又、その検査も出来るようになりました。但し、血液検査ですので、採血の必要があります。
卵だとオボムコイドと言う加熱してもアレルギー反応を起こしやすい成分があり、その検査も保険でできます。小麦は、ω(オメガと読むのよ)5 グリアジン というややこしい名前の物ですし、ピーナッツは Ara h 2 と言う物です。 中には、大学病院でしか検査出来ない物もありますが、その場合は、細かく検査しなくても普通に卵、牛乳、という検査で大体は判ります。もっと細かく知る必要がある場合は紹介して検査してもらいますね。
しかし、食物アレルギーの最終的な診断は、やはり食べてみて、症状が出るかどうか、という事だそうです。では何故こういう研究をするのかというと、食べてみて、と言ってもどれくらい食べてみるのか、調理方はどうするのか、と言った事に係るし、それに代わるもっと良い検査方法を模索する意味もあるかと思います。 重いアレルギーのお子さんは、ウドン 2cm で症状が出ましたし、いろいろですので安全を確かめるのも難しいですね。