院長ブログBLOG

小児科、ビリ 

先日、ある医学統計を見たら、収益率 (つまり、お金が儲かるって事かしらね)小児科はビリでした。 都内の小児科は軒並み閉鎖とか、撤退ですものね。 それにしても、お金が儲かれば良いってものでもないし、そもそも小児科って儲け度外視ってトコもありますし、お金がないと運営できないって事も事実ですし、難しい処です。 お金が入れば入ったでまた何か言われるし、貧乏なら貧乏で又何か言われるし、どうせ人は言いたい事を言うのでしょうが、少なくとも小児科はあまりお金に縁が無いようです。 そして、子供の数が減り、小児科はやって行かれなくなるんです。先行き暗いですね。何だか悲しいです。以前、病院の偉い先生の会議で、小児科は収入が少ない (赤字)なので肩身が狭い、と聞いた事もあります。でも、もともと、医療ってお金儲けの為にやるんじゃなくて、人の病気を治す為なんだから黒字も赤字も有り得ると思いますけど? でもやはり立ちいかないでしょうか。 難しいですね。

良く考えたら、この場合の小児科と言うのは、入院設備のある病院のみの統計かどうか、忘れてしまいました。 小児科ビリ、いう処で衝撃を受けたので、それ以外の細かい事にまで注意が及ばなくて済みません。でも良く考えてみたら、それも重要な要素でしたね。いずれにしても、小児科という科はあまり金銭的には恵まれない科のようです。 それなのに、救急患者が多いので、救急当番はやらされ、保育園の園医、校医等の役目も多く、あまり良い目を見ないような気がしますが、僻目かしらね。

マタマタ、思い出しましたが、以前、ここに、受付時間過ぎてもなかなか見えないと困る、と書いたのですが、時間外の手当を払うのがイヤみたいで、お金に煩いような感じを与えてしまったかも知れないけど、そうでは無く、診療が終わったのに、時間過ぎても来ない方を、只じーっと、みんなで待っているのが無駄な時間、それに加えて時間外手当も払わねばならないので、ダブルでムダと言いたかっただけなんです。もしかしたら、私は、お金に煩いみたいな取られれ方をしたかしら。 やっと今、そういう事も有り得ると気がつきました。ちょっと遅いですね。決して、そういう訳では無いんですよ。

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