院長ブログBLOG

手足口病の話

子育てのお話しで、とても良い事が書いてあった本があったんですが、何処かに迷子になってしまいました。 見つからないので、又、見つかったらにしますね。

未だ、手足口病が流行っていて第1位です。 そのちょっと学問的な事を書いてみますね。 面白いと思いますがどうでしょうか?

まず、原因ウィルスには4種類あります。 ポリオ、コキサッキー、エコー、エンテロ、という4種類です。 又、その中に細かく分かれているんですけど、それまで勘定すると20種類以上になってしまいます。こんなにあっては、大変ですね。人から人への感染は主に飛沫感染ですが、ウンチの中に出たウィルスから感染する事もありますし、水泡の内容からの感染もあると書いてありますね。 便の中にはかなり長い間ウィルスが出ますが、それまでずっと隔離する必要はありません。大体発病するのは、2歳以下です。 熱が出て、口内炎、等で始まり、数日の内に手足口の中に発疹が出て、口の中は口内炎になる事が多いですね。

発疹は、1週間以内に綺麗に消えて、痕が残る事はありません。 只、髄膜炎等の重い症状を示す例も極く稀にあり、多くはエンテロというウィルスが原因の場合です。 研究の結果、この重い形の物は、ウィルスの遺伝子の分析から、台湾、マレーシア、中国で流行った物が日本に入って来たと判っています。凄いですね。 何処からどういう風に来たかも判ってしまうんですね。しかも、この重い形のエンテロは、コクサッキーというウィルスに近く、1940年頃に分離したんだって。氏素性まで判ってしまうみたいですよ。

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