院長ブログBLOG

ミズイボ の纏め

q07-02-01[1]

今度はミズイボのアップです。 この、表面にやや光沢があり、良く見ると真ん中に窪みがあるのが特徴ですが、小さいとそこまでは見えません。 この写真はアップですので、大きくみえますが、普通はそんなに大きくなりません。 只、何故か、大きな物が少し、という少数精鋭的なケースもありますね。医学的には、直径5mm 程度になる事はままあるそうです。 普通は、小さな物が数多くなりますけれど、どちらも嬉しく無いですね。

ミズイボについて判らない親御さんが多いようですから、纏めてみます。これを読んで下さると良いんですが。

まず、皮膚へのウィルス感染です。

プールの水を介して移るのではありませんが、直接イボに接触すると感染します。 ビート坂等から感染する事もありますので、共有は避けて下さい。

薬を塗って、イボ を直す方法もありますが、確率は50-60% 毎日3-4回イボに薬を塗らなければならないので手間が掛かります。イボだけに薬を塗らなければならないので大変です。でも痛く無いのが良い点ですね。

免疫が出来て自然に消えるのを待つ、という方法もありますが、免疫が出来るまでの期間は、個人差があって半年から3年程度とバラつきがあります。この間に増えてしまうお子さんも多いので、ある程度様子を見て、増えるようでしたら、直ぐ取るというのも一法です。

ミズイボの周りに湿疹ができるので痒くなり、掻くとウィルスを広げてしまいますので、保湿剤を塗るのが良いのですが、面倒です。

取る場合は、麻酔のテープを貼って、30分位して取りますが、極く稀に具合が悪くなるお子さんがいるので、院内に居て貰います。

お子さんですから1度に取るのは、3-5個程度です。

顔に出来た場合は、痕が残るといけませんので、取りません。

以上、纏めてみました。 何処でも、凡そこのような方針かと思います。ミズイボは、出来ないのが一番良いのですが、そうも行きませんので出来たらなるべく早く受診してみて下さいね。1個か2個の内に取るのが良いのですが、ある程度様子を見て、増えてきたら直ぐ取るというのも良いかと思います。 又、免疫が出来るまで待つ、という方針でも結構ですが待ち切れるかどうかは、沢山できるかどうかに掛かっていると思います。

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