院長ブログBLOG

差別に耐え、、、

入局してからの大事な訓練期に結婚すると、出産休暇は取るわ、その後、当直できません、となります。すると、同僚の男性の Dr に負担が倍増します。女性 Dr の分も負担しなければなりませんのでね。 出産休暇中はその 女性 Dr の患者さんんも見なければなりませんしね。これは綺麗事では済まされない問題です。 現に私の息子は同僚の女性 Dr が出産した為、数か月の間、35人の入院患者さんを受け持ったと言っていました。 これは尋常でない数字です。 そこらの簡単な病院では無く、とんでも無く厳しい病気の方ばかりの特殊な院でそんなことは有り得ないという数字です。他の先生も手伝ってくれたとは言う物の、最終責任は主治医にある訳ですからね。 私はビックリして、 つい、「その先生はどこの出身なの?」 と聞いたら 「0大」 という答えで,天下に名だたる大学だったので、時代は変わった、と実感しました。 たしかに時代は変わっていますが、女性が出産するいう事実は変わらないですね。そして、女性 Dr が休んだ場合、男性 Dr に負担がかかるという事実を何とかしないと、女性の Dr は要らないという考えが出てきますね。

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