さーて、川崎市の先週の病気は、 1.感染性胃腸炎、 2.溶連菌感染症、 3. リンゴホッペ病 となりました。 しかし、今回は、私の所とちょっと違いました。 私の所では、リンゴホッペ病は少なくて、多いのは、水ぼうそう、オタフク ですね。 それから、アデノウィルスという高熱が出て喉が真っ赤、扁桃腺も派手に赤くなったり、一見膿のように見える白い物が付いたりするウィルスが多いです。 これは全国的にかなり流行っているようで、検査用のキットという物が不足しました。 頼んでもなかなか入手できないので、困っています。
但し、このキットがあって検査しても、陽性に出る可能性は高くありませんし、もし、陽性になってアデノウィルスと判っても特効薬は無いので治療は変わりません。 そして、検査の為、喉を綿棒でゴシゴシやられるのは嘔吐の反射が起こって不愉快ですし、どうしても必要とは限りませんから、やらなくても大丈夫ですよ。
検査するのは、高熱が3-4日以上続いて、お子さんが消耗してしまい原因究明が必要な場合です。それから、例えアデノでも、全部のお子さんが同じ症状とは限りませんので、決めつけないでくださいね。 それは、ちょっと危険です。 先日、”OOの先生が、親切にアデノの検査をしてくれた” と言った方がいましたが、そうでは無いと思いますよ。親切とか、不親切という問題では無く、医学的に必要かどうかで決めていると思います。それに、こちらの方には親切にして、こちらの方には不親切なんて怪しからん話ではないでしょうか。