この奇妙な物はハンノキの花穂と思います。ハンノキというのは、あまり町中で見掛けませんが、関東地方の山には比較的多く、この花粉にアレルギーの方も少なくないと書いてありました。かく言う私もアレルギーなので、いつも「ハンノキ」って何処にあるんだろう、と探していてやっと見つけました。その木の下にこれが沢山落ちていて、最初は何か判らなかったのですが、知人が「これを踏むと黄色の粉が凄く沢山出て来る」と言ったのでやっと判明。これがハンノキの花穂でした。杉のように、風が吹くと木から黄色のホコリのように舞い上がるのでは無かったのです。ハンノキには、この妙な形の花穂が、沢山ぶら下がっています。葉も茶色になっているので、ちょっとみすぼらしい感じですね。とても長い間ぶら下がっているので、花粉を飛ばす時期が長いのが特徴かも知れません。でも不思議なのはさほど空中に散布する感じが無い事です。少ない量で効率よくアレルギーを作るんでしょうかね。