院長ブログBLOG

ノロウィルス

前回、少々脱線的内容だったので、反省して、ノロウィルスの事を書く事にしました。 やはり、本には、毎年11月からノロウィルスによる嘔吐、下痢等の感染性胃腸炎が増えると書いてあります。 そして、食物による場合 (ノロウィルスが付いている食物を食べて感染してしまう場合で、一種の食中毒と言える) と、それ以外の感染経路からの場合があり、最近は食物以外からが多くなっているとの事です。

ノロウィルスは小さく、(細菌の 30-100分の1程度) 遺伝子型が多いので30種類以上になり、1度感染しても免疫ができずらいので、何度も感染する事があります。

その特徴は、感染力が強い事ですね。 10-100個のウィルスで感染すると書いてありましたが、もっとすくなくても感染すると書いてある本もありました。 患者さんの便 1g には、1億個以上、吐いた物 1g には100万個以上のウィルスが存在すると書いてありますのでこれでは大変ですね。 大量です。 そこで、吐いた物を始末する時、気を付けてとなるのです。 1g 100万個では凄いですね。 ゲっと吐いたら、1000万個以上のウィルスがいる事になります。 ハイターで拭いて下さいね。

このウィルスに感染したら12-48時間で、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、熱 等の症状が出ます。 この12-48時間というのは、体内で、ウィルスがせっせと増えている時間です。 熱はあまり長くは出ませんが、結構頭痛が多いですね。

感染経路はやはり口から、つまり、手についてその手で触った物(食べ物でもなんでも)からや、手やウィルスのついたおもちゃ、衣服をなめて等が多いです。 また、嘔吐した場合に近くにいて飛び散ったウィルスを吸い込んで等もあると言う事ですが、これはあまり頻度が高く無いのではないでしょうか。また、乾燥した嘔吐物の中のウィルスが、空気中に舞い上がり、それを吸い込んでという事も書いてありました。

ウィルスの付いた食べ物は、85度 で1分以上加熱すれば感染しなくなるそうです。案外早く感染力がなくなりますね。 これくらいならできそうです。 後、ママの手を洗う事が大切でしょうね。ちょっと長くなりましたので、2回に分ける事とします。    続く。 (子供の頃、 TV なんか見ていて、必ず良い所で終わって、続く って出てがっくりきましたね。 懐かしいです。)

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