お盆が終わりました。 私のお盆の記憶は、何と言ってもナスやキュウリで作った馬や牛ですね。帰って来た先祖の霊がこれに乗って来て、帰る、と教えられました。お盆の終わりに何故か川の淵に置いて来るのですが、この時、運賃として5円玉に紐を通して背中にかけるので、それが私の手間賃となりました。 私は4人兄弟なのに、他の誰もこのような用事を言いつけられず、私だけがいつも駆り出されていたのは変ですね。長女だったからでしょうか。そもそもお盆の前には、庭の草取りを命じられて、毎日草むしりをしていました。お坊さんが来るので綺麗にする必要があったようです。 兄や妹は何もせず、遊んでばかりでしたが、疑問にも思いませんでしたね。今思えば不思議ですが、当時は、良く働いて都合の良い子だったと思います。4人も子供が居ても役に立たない人間ばかりでしたが、兄は長男で大事にされ、貧乏なのに学生時代に車を買って貰ったりして「何なのさー」ですよ。 こちらは苦労したのにね。