解熱剤に関して、使うか使わないかという論議が盛んにされています。 使わない派は、”侵入した菌と体の免疫力が戦っていて熱が出てるので使わなくて良い”と言います。 これはちょっと変ですかね。 もし戦っていて熱が出てるとしたら、お子さんの方に加勢したらどうですか? 加勢するというのは、お子さんの元気が盛り返すように上手に使って、ある程度熱が下がって元気がでたら食事をしたり水分を取ったりして全身状態を良くするという意味です。
本当は細菌やウィルスと白血球との反応である種の化学物質が出て、体温が高くなるのですが、この化学物質の働きが温度が高い方が良くなるというのも根拠になっているようです。 しかし、ここで2-3度ちがってそんなに大きな変化は無く、それよりお子さんが元気が無、くぐったりという方が弊害が大きいかと思います。
もちろん、必要も無いのに使うのは良くありません。 高熱で(これは医学的には38,5度以上なのですが)元気が無い時というのが条件です。 38.5度以上になっても必ず使う必要はありません。 様子を見て、元気がなくなったら使って下さい。 一見元気があっても、さすがに39.5度を超えたら1回使った方が安全かと思います。 安心して油断していると40度を超えてしまいます。