先週の病気は、また同じでした。 先週のデータだからかしらね。 今週は、インフルエンザが凄く減って、かなり少なくなり、代わりに増えたのは溶連菌です。昨年の4月も驚く程増えて、こんな事は今まで無かったと思ったのですが、原因は判りませんでした。 同じお子さんで何回も罹る方もいます。こういうケースは、周りに保菌者が居たり、同じ施設やクラスに流行があって、繰り返している事が多いですね。 でも、あまりに回数が多いと、親御さんも「また!?」 と言う感じだし、お子さんもがっかりですね。
症状は第1に喉の痛みですが、風邪をひいても喉は痛いので区別が難しいかもしれません。でも溶連菌の場合は、かなり痛みが強いのが特徴です。それから、熱が出たり、赤い細かい発疹が出たりですが、喉は慣れれば一目見て、”溶連菌!” と判る位のブチブチした斑のような強い赤い炎症を認めます。 小児科医になって数年で判るようになりましたけど、とても軽い場合は、ここまでになりませんので、喉の細菌培養をして確認するしか無いですね。でもそのようなケースで、溶連菌がひっそりと喉に生きてるだけですと、治療の必要は無いと思われます。いろんな症状をもたらすようになると、検査したり治療したりが必要となります。治療には、今は、良い抗生剤がありますので7かから10日飲むように決まっています。主な症状が無くなれば幼稚園や保育園も行かれますよ。