まだその前の週と一緒で、感染性胃腸炎、 溶連菌、 流行性角結膜炎 でした。 昔 ”夏かぜ” と言われていた ヘルパンギーナ、 プール熱 等は流行っていませんね。もっとも、流行性角結膜炎のウィルスは、プール熱と同じですが。
感染性胃腸炎は、凄いですね。だってずーっと第1位ですからね。 このウィルスの中の ノロ という有名な物は人間にしか感染しないので、人間が培養して増やしているようなものだそうです。 感染のピークには、ウンチ 1g に1億個のウィルスがいるんだって。 凄いねー。 これが、回復して来ると 1g のウンチに1万個に減るんだって。これでも多いですけどね。だって、ほんの2-3個のウィルスで感染してしまうという説があるんですよ。数十個は必要だという説もあるけど、いずれにしてもたまりません。しかし、1億個って、どうやって数えたのか不思議に思いませんか。 多分、少しのウンチで数えてその何倍って計算したのではないかしら? いずれにしろ、ものすごい数のウィルスがいるのは確かですね。でも、腸の表面の細胞にしか感染しないので、あまり長く強い症状が出るような重症にはならないそうですよ。つまり、表面の細胞に感染して、その細胞がやられて脱落してしまうともう居場所がなくなるような感じでしょう。 そのため、比較的軽い! と言われていますが、これは重症の病気に比べてだから油断大敵です。 病気は、何でも軽いから重いまでバラつきがありますので、絶対軽いんだ、と決めつけるのは危険ですね。 大人の人でも酷いとゲッソリしてしまいます。平均すると3-4日で回復して行きますが 子供の場合は、脱水が酷いと危険です。熱、嘔吐、下痢 と脱水の条件が揃いますのでいつも、尿の量、皮膚のカサカサ、活気、等に気を配って下さいね。
そして、ウンチの中のウィルスは下水から海に流れ、貝の中にいる場合もあるらしいので、流行した後、貝を生で食べない方が良いんですって。 アレアレ、人間以外に感染しないって医学書に書いてあるのに貝にも感染するって事? それともひっそりと居るだけで貝が病気にはならないし、ウィルスが増えたりはしないって意味かな? いつも第1位って言う程流行しているのに、流行の後ってどういう意味よねー。その地域で患者さんが多い場合の事かな? しかし、ウィルスは下水に出て行くんだから、川の上流でどれくらい流行っているかは、把握しずらいし、どの川の下流の海でとれた貝かわかんないわね。 こういう風にいろいろ考えると面白いけど疑問はいろいろ湧いてきますね。