院長ブログBLOG

水いぼ

これは皮膚へのウィルス感染に依ってできるイボなんですけど、どんどん増えるお子さん、大きな物が少しのお子さんとタイプが分かれます。 でも確かな事はいずれ免疫が出来て イボは消えてなくなるという事なんですが、それまで、どれくらいかかるかが問題ですね。 1年程度のお子さんもいれば、何年も掛かるお子さんもいます。

昔は、プールの水の中にウィルスが出るので、水泳は禁止でしたが、その後の研究に依って、 水の中にウィルスが出るのでは無く、直接接触すると感染すると判りました。 そこで、今は、イボが出来ている皮膚を覆っていれば水泳もできます。 でもビート坂、タオル等を一緒に使うと感染するので、別々にして下さいね。

そして、イボの周りに湿疹ができて痒いのが困りますね。 掻くとウィルスを回りに塗り広げてしまい、イボが増えてしまいます。 湿疹には軟膏を塗るんですが、イボに塗ると増えてしまいますので、イボをよけて、周りの湿疹だけに塗るように言われますが、結構難しいですよ。たくさんのイボがある場合は実際は困難かと思います。

そこで、最初の段階でイボが少ない内に取ってしまうのがお勧めですが、見た事が無いと、何だろう? 痛くも痒くも無いからちょっと待ってから、、、 と思っている内に増えるのが良くあるケースです。 見た事が無いと判りませんよね。

そこで治療は、薬剤を塗ってしおれたようになって消えて行くのを待つ、という選択もありますが、これは一日に4回位塗るので手間が掛かりますし、成功率は50-60%です。 取った方が良いかと言いますと、 小児科医の30%位が取った方が良いという意見、皮膚科医の80%が取った方が良いという意見です。どちらが良いかは、それぞれに意見があるかと思いますが、取るかどうかの分かれ目は、イボの数、 あまりにも多いと取るより待つ、となるし、イボの大きさ、 大きいと痛いし痕が残り易いので取らないという事でしょうし、 できてからの期間、 お子さんの意見(?)、ママの意見、等に依って決めますね。

 

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