院長の一言

2017.8.1

食物アレルギーの話

食物アレルギーを医学的に診断するのは、結構難しいんです。未だ、ハッキリと食物アレルギーと診断する方法が決まっていないので困っています。盛んに研究されていますがもう少しかかりそうです。早く、ハッキリ判る検査法が決まると助かりますね。 普通、何か食べて蕁麻疹が出ると、直ぐアレルギーと考えますが、専門家によるとそう単純でも無いようです。 口の周りが赤くなる程度は、単なる刺激で、全然アレルギーとは認められないそうですし、決め手が無いので困りますね。 私も困っていますが、みんな困っているんです。 血液検査で、抗体が認められても、だからアレルギーとも決められないそうですし、どうも歯切れが悪くて、ママの皆さんにお話しする時も困ってしまいますね。

でも、食べ物アレルギーのお子さんは確実に増えているというデータがありますし、重症のお子さんもいますので、研究して頂きたいですね。子供の場合、原因は、多い方から、卵、牛乳、小麦 の順ですが、年齢と共に原因も変化し、魚卵、 果物、 甲殻類、 等も多くなります。大人では甲殻類が多いですね。

食べるとどうなるかは、おおいに問題ですが、私のようにアナフィラキシーになる重症型はあまり多く無いので、少し皮膚が痒くなる程度でしたら、少しずつ食べて慣れさせるような治療をするようになりました。でも危険もありますので、どれ位食べてみるかは、イザとなったら入院できるような病院で決めるのが安全かと思います。 少しずつ増量しますが、1週間に2-3回、決まった量を食べるようにします。 体調が悪いと症状が強く出るので、気を付けて下さいね。