今年も後数時間となりました。 29日が最後の仕事でしたが、他の処がお休みに入っていたので小児科以外の方も見えました。 判る物だったら良いのですが、全然関係無い科、と言いますか、守備範囲で無い科の方が来ると責任が持て無いので、ちょっと難渋しますね。それでも折角見えたのですから、何とかしたいとは思うのですが、他にお願いしたり、対策を立てるようにはしています。
今年1年を振り返って
小児科医として、お節介だと言われても、お子さんの正しい成長を手助けしたいと思いました。それは、私が、お子さんの成長が遅くなっていると考えているからです。これは前から日本で指摘されているんですが、偉い人が、 ”1億総ハクチ化” と表現しました。 今は、”1億総ハクチ” だそうです。 小児科医としては、3歳になったら、診察の椅子に一人で座れるようになる、とか、6歳前後になったら錠剤が飲めるようになる、とかいった基本的な到達目票がありますので、それに沿ってママに伝え、助言したいと思います。 絶対的な物ではありませんが、6歳になった小学校に入るような物とお考え下さい。
非難するのでもなく、無理強いする訳でもありません。 只、パパやママが知らないようなので、お伝えし、お子さんに教えて欲しいのです。 決して怒らないで下さいね。 教えて頂きたいのです。かなりのお子さんが教える事によってできるようになります。
それから、3歳以上のお子さんは、キチンと椅子に座れるようになって欲しいですね。 診察時、椅子の真ん中に真っ直ぐ座れるお子さんは稀です。 学校でもグニャグニャしているのかしら? 椅子にキチンと座る、背を伸ばす、そう言った基本的な事を教えて欲しいと思いました。 学校は、勉強を教える処、 病院は病気を治す処、でも小児科はお子さんの成長全てを見守り、助け、病気は直し、正常な大人になる為に出来る事は何でもする科となっていますので、お子さんの為になる事でしたら何でもしたいと思います。 パパやママの皆さんも一緒にやって下さいね。