時々、朝起きられないお子さんが見えます。 この前、「人類誕生」 という NHK の番組を見て、大層為になると思ったのですが、途中で寝てしまいました。 (今度は、ヴィデオに撮るから大丈夫)これが、朝、起きられないのと、どういう関係が有るかって? 実は大ありなんですよ。
それは人類は、「昼行性」 というか、昼、活動するように出来ているからなんですね。私達は、昼、明るくなったら活動して、夜暗くなったら、寝るように出来ているんですが、これは、人類がこの世に出来た時から、そのようなシステムになっているのですから、ちっとやそっとでは変わりませんよ。
ところが、最近、急に夜が明るくなったのに加え、TV を見たり、スマホを見たりで、真昼の脳になってしまうので、夜、上手く眠れない、そこで、朝起きられない、というお子さんが増えました。 特に中学生や高校生に多いですね。夜、早く寝れば良いのですが、これが言うは易く行い難し、です。お友達とスマホとか、ゲームとか、楽しくやっている訳ですから、急に辞めるように言ってもなかなか上手くいきません。
そういうお子さんには、いつも、「早く寝て、早く起きて体内時計を朝起きるように合わせてね」 「朝、太陽の光を浴びてね」と言うのですが、生活習慣ですから、しっかり根性を入れてかからないとダメですね。 そして、人類が出来たときから (これは今の私達の祖先をどれと考えるかによって違うのですが、数百万年前でしょうか?)の決まり事、朝、太陽が出たら起きて活動し、夜暗くなったら眠る、というシステムに反しているのでムリなんですよ。
とにかく、朝起きて、顔を洗って、光を浴びてね。 それとこの本とどういう関係かって? 実は、人類の発生から、それでは日本には何時頃、どういう人が居て、どうなったのか知りたいと思いこの本を読む事にしました。ちょっと前置きが長かったですが、次回、この本の事を書きたいと思います。結構面白いですよ。