院長ブログBLOG

溶連菌登場、

ここ数日、溶連菌が増えてきました。多いなーと思っていたら、やはり、先週から、川崎市の子供の病気の第2位に浮上しました。( 1位は相変わらず、感染性胃腸炎です。3位は、りんごホッペ病)

溶連菌は、喉を見ると、特徴がありますので、直ぐ判りますが、これも、ある程度の時間が経たないと正体を現しませんね。 発熱して、1、2日位経つとハッキリしてきます。 一番良いのは、熱も無い内に退治してしまう事なんですが、なかなか難しいです。 だって、原因が、何か全く判らない内に抗生剤を出すという事はあり得ないですからね。昔は、熱が出ると、やたら抗生剤をだしたのですが、今はキチンと理由が無いと出さないのです。 それは、耐性菌という抗生剤が効かない菌が増えてしまって問題になったからなんですよ。 ですから、抗生剤をありがたがって飲む時代は、とうに過去です。しかし、溶連菌とか、たんそ菌とか、ハッキリ、菌と判ったら抗生剤程有難い物はありません。

さて、溶連菌の特徴は、感染後、腎炎やリュウマチ熱を起こす事です。これは要注意ですよ。怖い病気です。可能性は低いのですが、絶対、なりたくないですね。

私は子供の頃、兄がこれに感染し、私に移り、酷い目に合いました。 兄は平気で治り、私は腎炎になったのです。 でも、私の親は呑気で、私がむくんでいても全く気ずかず、平気で学校に行ってたんですよ。担任の先生が 「あなた、お顔がむくんでるから病院に行きなさい」 と言ってくれて、初めて気が付いたんです。 塩分の制限もせず、塩鮭なんかも 父が、 「食べても平気だよ」 なんて言ってたので、食べたりしてたんです。それでも、治ったという事は、私は結構しぶといみたいね。

もしかして、この話、2回目だったらごめんなさい。 初めて読む方もいるかと考えて書きますので、失礼!

 

 

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